終末期のがん関連症状に対する看護支援におけるエビデンスの基盤形成研究班
本研究班は、終末期がん患者さんが体験する多様な症状と、そのご家族が体験する介護負担に対して提供されている看護支援について、研究報告(エビデンス)と臨床実践状況の2つの視点から、実態調査に取り組んでいます。エビデンスと臨床実践との乖離(Evidence-Practice GAP)を検証し、高いエビデンスレベルが報告されているにも関わらず、低い実践状況である支援については、将来的に、普及実装を目指した取り組みを行っていきたいと考えています。研究報告があまりされていないにも関わらず、高い実践状況である支援については、将来的に、介入研究によるエビデンスの確立を目指した取り組みを行っていきたいと考えています。
本研究の結果は、随時、研究成果にアップしていきます。臨床で患者さんとご家族を支援されている皆さまの参考になりますと嬉しいです。
なお、本研究班は、BRIDGE-NURSE プロジェクト班(研究代表者:清水陽一氏)と協働し、疼痛、呼吸困難、嘔気・嘔吐、便秘、せん妄、介護負担、倦怠感、皮膚障害について、上記の取り組みを行っていきます。